9日目
思い出して泣かなくなったのは、吹っ切れたのかなんなのか。
早すぎるけど、新しい出会いに目を向けているという面もあるが、
彼への思いを封じ込めてしまったような気がしている
嫌なこと、というか冷静に将来を考えるとやっぱり無理だよなぁという事実は考えるけれど、
彼の好きだったところは思い出すのを避けていることに気がついた
それを思い出してしまったら、この現実があまりにもつらすぎるから。
でも1週間経って、あの頃なるべく気にしないようにしていた彼の嫌いな面も今ははっきり思い出せるようになった
何より、この経験は人として成長できるきっかけになったことは間違いないと思っている
親しき仲にも礼儀あり
ある時、くだらないことなのに抑えきれず怒ってしまってから、"怒る"ことのハードルが下がってしまった記憶がある
自分の感情だけで、大切な相手に嫌な思いをさせてしまっていたことに気付けなかった
当時はそれでも許してもらえたから、と彼の優しさに甘えていたのだ
自分の一時の感情をぶつけて相手を傷つけることをしてはいけない、なんて子どもの時に教わるようなことを大人になってもできていない自分を戒めたい